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【伝統工芸つまみ細工】髪飾り・アート作品を作るようになったきっかけ

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こんにちは、美容師・つまみ細工で創作活動をしております、土山初代と申します。

皆さんは、趣味や副業などをやろうとした経験はありますか?

私は、1つの職業だけで生きていくのはできない性格です。そんな自分に気が付いたのは、40歳を過ぎてからです。

それまでは、1つの職業を全うするものだと信じ切っていました。

社会人になってから16・7年もの間は、美容師だけをやっていてとても忙しいサロンで働いていたので、他のことをする余裕がありませんでした。

身体はあかないけれど頭はいろんな志向がぐるぐる回っていました。そのころに考えていたのは、

「美容師だけを一生やっていくという事は、その他の世界を全く経験できないということか?」

と考えていました。

カラーもカットもパーマも一通りの技術ができるようになって、スタイリストとして長く働いたころでした。

皆さんも、人生の中で悩んだことあると思うんです。この会社に残るべきか、他の会社に転職するか。この仕事を続けるべきか、違う仕事をしてみるべきか。

それと同じ感じだと思います。

「このまま美容師として、最新のトレンドを追いかけて新しいデザインを学んで、新しい薬剤を使って・・・・・・・・。ただこの繰り返しをやっていく人生なのか?」

と思うようになりました。悶々とする日々を送りながら、結果そのサロンを退職しいい出会いがあり美容メーカーに勤めることになりました。

そこから5年間、会社員として働きました。今まで学べなかったことや知りたかったことなど、沢山のものを自分の目で見ることができました。

だけどそこでまた、悶々とした日々を送るようになりました。

「私全然自分の好きなことをやっていない」

と考えるようになり、本当に嫌で嫌で仕方がない日々を送っていたら、バセドウ病という病気になり体調が整わないので会社を退職することにしました。

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伝統工芸つまみ細工をやることになるとは想像もしていなかった

初めは自分の商品が欲しくてハンドメイドでヘアアクセサリーを作っていた

会社員を辞めて、友人の美容室で働き始めました。知り合いの美容室なので、バセドウ病で体調が悪いことを伝え自分のペースでしか仕事ができないことを伝えました。

できればバセドウ病を克服したかったので、そのことも伝え予約の入れ方や働き方など、自分の体調に合わせた体制を取らせていただきました。

知り合いの美容室でなければ、あまりわがままは言えないのでとても助かりました。

結果、美容師として週に4日働くことになりました。そしたら週に3日時間があるので、初めの1年くらいはとにかく体を整えることを優先しました。

とはいえ、週に3日間寝ているわけではないので、体調がいい日は体をあまり動かさずにできることはないか、探す日々が続きました。

色々考えていくうちに、自分の商品が欲しくなりハンドメイドでアクセサリーを作ることにしました。そしてせっかく美容師ならヘアアクセサリーを作ろうと考えました。

リボンで作るヘアアクセサリー、パールやビーズで作るヘアアクセサリー、レジンで作るヘアアクセサリー等、思いつくことを一通りやりました。

正直作っていて、どれも楽しいという部分は同じでした。何を作ってもある程度夢中になれるし、楽しいと思えていました。

だけどしっくり来ていなかったんです。

「私はこれをずっと続けるのかな?」

という気持ちがぬぐい切れない状態だけど、作る楽しさはあったのでひとまずやり続けました。

そして半年くらいして、自分の中でもお気に入りのヘアアクセサリーも増えてきたので、委託販売をしてみようと考えました。

ネット販売もしていたけれど、正直ネットでは全く売れませんでした。

ヘアアクセサリーの委託販売がきっかけでつまみ細工で和装用の髪飾り

委託販売をしようと決めて、都内でハンドメイドアクセサリーを置いているお店をネット上で探しました。

そして、自分の中で一番しっくりきたドライフラワーとハンドメイドのお店をみつけたので、そのお店で委託販売をすることに決めました。

委託販売を始めたその日に、そこのオーナーから

「和装用の髪飾りを成人式・卒業式に向けて販売していますが、作ってみませんか?」

という感じで、ありがたいお話をいただくことができました。その時お店に合った髪飾りは、ヘアパーツになっているドライフラワーの髪飾りがメインでした。

「ドライフラワー・プリザーブドフラワー・つまみ細工で手作りした髪飾りならどんなものでもかまいません。」

とのことでした。

私はそれまで、和装に興味なかったんです。全く。。。つまみ細工というものもその時初めて知ったのです。

成人式も振袖着たくなくて、イヤダイヤダいって結局成人式に行っていません。

七五三の時以来、着物というものを意識しました。

そしてどうせなら、ヘアパーツではなく『自分自身でデザインした』と、わかるような髪飾りにしたいと考え、プリザーブドフラワー×つまみ細工の髪飾りを作ることにしました。

11月から販売開始という事でした。納品まで2か月を切っていました。そこからバタバタと練習用の材料を100均でそろえました。

一度作ってみて、

「何とか出来るかも!!」

と思うことができたので、今度はヘアコームなどのヘア金具と、プリザーブドフラワーを買いそろえました。販売経験もほぼ無いので、髪飾りを入れるクリアボックスも必死で探しました。

このような感じで、本当に作り方もわからないしつまみ細工というものも初めて知って、できるかなんてわからなかったけど、強行突破で突っ走りました。

本当に今までつまみ細工のことを知らなかったにの関わらず、100均でそろえた材料で作った瞬間に、不思議ですが、

「あっ、これだ!!」

と思ったんです。そこから、ヘアアクセサリー作りは一切やめて、和装用の髪飾りを作る人になろうと決めました。

この時、10点くらい作ったと思います。この6つは、その時に委託販売先に納品した髪飾りです。

卒業式シーズンまで、委託販売先でお世話になって、ネット販売に力を入れることにしました。

なぜネット販売を中心にやろうと思ったかというと、委託販売先の商品は基本的にリーズナブルなものが多くありました。

私の作る和装用の髪飾りは、ボリュームがあり全て5千円以上の値段になるので、お店の雰囲気と自分の作品との間に違和感を感じ始めたからです。

それと、ヘアアクセサリー作りを辞めて和装用の髪飾りをメインで作ろうと決めたからでした。

伝統工芸つまみ細工で和装用の髪飾りをネット販売してアート作品に繋がった

初めのうちは、自分のサイトがなかったのでミンネなどのネットショップでのみ販売していました。

ヘアアクセサリーの時からInstagramはやっていたので、そのまま持続で和装用の髪飾りをInstagramにアップしていました。

ネット販売を始めて少しして、髪飾りが少しずつ売れ始めました。

ヘアアクセサリーの時は、委託販売先では少し売れましたがネット販売は全く売れませんでした。髪飾りがネットで売れ始めたのは、早かったと思います。

だから「和装用の髪飾りは私に合っているんだな」と思えるようになりました。

この状況になるまで、約1年半かかりました。

そこから数か月がたったころ、アート作品を作ってみないかというお誘いを受けました。美術館のフリーペーパーに掲載のお話もいただきました。

2つとも同じ時期くらいにきたお話です。この時は自分のことを、髪飾りを作る人と思っていたし「えっ?私がアート???美術館への掲載???」

という感じで、意味不明な感じでした。だって、髪飾りしかネット上で紹介していないし、作品を作る気なんて全くなかったからです。

でも自分に来るお話は、ハンドメイドアクセサリーや和装用の髪飾りについてのお話ではなく、ほぼ全てアート系のお話ばかりが来るようになりました。

もちろん私自身は、美術館に行ったりギャラリーに行って作品を見るのは以前からとても好きでした。旅行に行ったときは、必ずと言っていいほどその土地の美術館に行っていました。

だけどそんなこと、一度もブログやSNSで発信したことなかったので、なぜなのかさっぱりわかりませんでした。

だけど、

「私ってそういう風に見られているんだ」

と初めて意識しました。

そこから、試しに作品っぽく花束を作ったんです。それを、自分の周りの人に見せたらみんなの反応がめちゃくちゃよかったんです。

「自分が作っているものは、作品としての方が評判がいいのかも??」

と思うようになり、そこで初めて『アート』というものを作っていく意識をしました。今から1年半前くらいです。

そういう話を美大に通っている知人に話したら、「展示しよう!!」という話になって、作品作りをするようになりました。

大阪展示のきっかけとなった記事には、もう少し詳しく書いているので、よかったら読んでみてくださいね。

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【伝統工芸つまみ細工】今後はいろんな技術と組み合わせて作っていく

大阪展示は本当にいろんな意味で勉強になりました。そして次につながるきっかけ作りになりました。

大阪の展示の時は、つまみ細工だけで作れる作品を作りました。なんせ初めての経験で、つまみ細工も経験が少ない状態でした。

自分のできる精一杯を、つまみ細工で表現しようと思いました。

大阪展示の時は、花の絵を描くアーティストの方と一緒にしたので、その影響が大きく今後の自分の作品作りは、絵の具を使用して自分の作品をより深みのあるものにしていこうと思うようになりました。

キャンバスに背景を絵の具で描いて、そこにつまみ細工で表現するという事をしたいと思いました。

つまみ細工で使うちりめん生地は、水で縮むので油絵の具の勉強を使用とも考えています。

既製品で染色してある生地もいいのですが、布に色がついているのではなく、色の無い白で作った作品に自分の思い描く色を加えたいと思うようになりました。

生地を自分で染色するという方法もありますが、今はそれをしたくなくて、どうしても絵の具を使って自分の色を付けていきたいと思っています。

染色よりもデザインの幅が圧倒的に広がると考えています。

後は、水引や粘土も作品に入れたいと考えています。

今後やりたい事

  • アクリル絵の具を使って背景に色を付ける
  • 油絵の具を使って白で作ったお花に色を付ける
  • 粘土で花瓶を作り絵の具で彩る
  • 粘土でいろんな動物を作る
  • 水引とつまみ細工のお花をコラボさせる
  • つまみ細工でパズルのピースのようなものを使って繋げて合わせて作品にする

ひとまずは、絵の具と粘土をもっと自分の思うように、形作ったり描けるように練習したいと思います。