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市販カラーのダメージ原因・トリートメントケア|セルフカラーで髪のダメージを最小限に抑える方法

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こんにちは、美容師・つまみ細工で創作活動をしております、土山初代と申します。

市販のカラー剤でヘアカラーをした事はありますか?時間がない時は便利ですよね。

市販のカラー剤は便利ですが、髪にとってはダメージしやすい作りになっています。もちろんトリートメント成分が入っているものもありますが、美容室で扱っているカラー剤に比べるとやっぱりダメージはついてきます。

それはもちろん、プロの技術と知識があるからカラー剤をしっかり使いこなしています。そして、やっぱりカラー剤も市販のヘアカラー剤に比べるとトリートメント効果も高くなります。

しかし、市販のヘアカラー剤もしっかりとした知識の中でやっていけば、ダメージも最小限に抑える事ができます。

こんな方におすすめの内容です。

  • 自分でヘアカラーをする方
  • 市販カラーをしているけどダメージをおさえたい方
  • 髪のダメージに対する知識が欲しい方

今回は、明るめの髪・ヘアカラーを繰り返し行ってもダメージが進行しすぎないようにするためにどうすればいいのかをご紹介していきます。

HATSUYO
HATSUYO

今日の内容は少し難しい事も含まれていますが、きちんと知ることでダメージを軽減できますよ。

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【市販カラー】セルフカラーでのダメージの原因

市販カラーは薬剤のバリエーションが少ない

市販のカラー剤がダメージしやすい原因の一つは、薬剤のバリエーションが少ないという事です。

例えば美容院のカラーだと、るさに段階があり1つの色でも最低4種類程度あります。6レベルピンク系・8レベルピンク系・10 レベルピンク系・12レベルピンク系。

このように、明るさに段階がありこのレベルに合わせて色の濃さの段階もあります。色の明るさの段階は、6・8・10・12などの数字で違います。数字が低いと明るさが暗く色素も濃く作られています。数字が高いと明るさも明るく色素は薄い作りになっています。

そして、数字が低いと髪が明るくなりにくいため、薬剤のパワーも弱くなります。

6レベルピンク系・8レベルピンク系・10レベルピンク系12レベルピンク系・・・・・。という段階がすべての色にあります。メーカーや色によっては6・7・8・9・10・11・12など、全レベルが用意されていたりもします。

そしてさらに、アルカリカラー・低アルカリカラーというのが存在しアルカリカラーというのは普通に明るさを出して色を入れるカラー剤です。低アルカリカラーというのは、明るさは出せないけど色を発色させる力はあるというカラー剤です。

この低アルカリカラーは、もともと明るくなった髪に色だけを表現するというものです。もともと明るい髪って、「もうそれ以上明るくしたくない」という方もいると思います。

そんな方の為に、低アルカリカラーを使うとダメージさせずにヘアカラーの色を入れる事ができる、優れたカラー剤です。トリートメント効果もかなり高いものになります。

市販カラー剤は2剤でのコントロールができない

カラーで使用する2剤とは、過酸化水素水の事を示します。日本の薬機法では、ヘアカラをする時の過酸化水素水の濃度は6%までと定められています。

基本的に市販のカラー剤には6%の2剤(過酸化水素水)が入っています。

美容院では、2剤(過酸化水素水)は6%・3%を取り扱っているところが多いでしょう。メーカーによっては、2%・4.5%などもあります。どんな美容院でも最低でも2つの2剤(過酸化水素水)が用意されています。

髪に明るさを出したい時は6%を使用します。そしてパワーがある分、ダメージも出やすいです。

もともと髪が明るい方で暗くしたい時には3%を使用します。3%はパワーが弱い分、ダメージも出にくい作りになっています。

美容院で染める時は、お客様の要望や髪の状態によってこの2剤の濃度もコントロールして使用していきます。

市販のカラー剤は、2剤(過酸化水素水)のコントロールができないので、暗めのカラー剤や黒染め対応のカラー剤で2剤(過酸化水素水)のパワーが必要ない場合でも、6%を使用するようになっているので、セルフカラーはダメージが付いてくるのです。

市販カラーは専用トリートメントがない事がある

ペンタ
ペンタ

自分でカラー祖た後のケアってどうしたらいいの?

HATSUYO
HATSUYO

カラーをした後は専用のトリートメントを使用するのがおすすめかな。難しい知識を入れすぎると、逆に難しくなることもあるから最低限必要な知識を教えるね。

最近の市販カラーは、pHコントロールをするトリートメントがセットになっていて付いている場合があります。このトリートメントは非常に大切なものです。

肌には弱酸性がいいと聞いたことありませんか?身体の一部である髪も弱酸性でpH5が理想の状態です。

pHの説明
pHの説明

髪の状態がいい場合は、弱酸性でpH5の状態ですが、ヘアカラーはアルカリ性でpH10前後です。

どのレベルがどれくらいのアルカリ量・pHなのかはメーカーの設定によるので、ここで明確には答えられませんが大体の目安として10レベル以上の明るいカラー剤はアルカリ性でpH10はあるでしょう。

9レベル以下のカラー剤で暗めのカラーに関してはアルカリ性でpH9くらいと考えられます。

美容室にあるカラー剤で低アルカリカラーは、アルカリ性でpH7前後になります。

ヘアカラーをしてアルカリに傾いた髪の状態を、なぜ元に戻さなければならないかというと、アルカリに傾いた状態の髪は、髪のキューティクルが開きっぱなしになっています。

その状態で過ごすと、せっかく入れたカラーの色が抜けやすい状態になります。そして、色だけではなく髪の内部の栄養分が髪から流出してダメージが進んでいきます。

pHをコントロールしてくれるトリートメントを使用する事で、髪を弱酸性に近づけてくれます。髪が弱酸性に傾くと、キューティクルが閉じて髪内部の栄養分・ヘアカラーの色の流出を防いでくれます。

だから、pHをコントロールしてくれるトリートメントはやったほうが、髪がダメージしにくい状態になります。

pHコントロールするトリートメントの使用上の注意

  • pHが変わることによって色が変色する恐れがある
  • 使い方を間違えると、酸に傾いて髪がキシつく
  • 使い方を間違えるとダメージしてしまう

このように、pHコントロールするトリートメントは、かなりの知識と技術が必要になってきます。

市販のカラー剤でセルフカラーを行った場合は、pHコントロールするトリートメントが初めからセットになっているものを使用すると、そのカラー剤のパワーに合わせたpHコントロール剤が入っています。

別に購入して自己判断で使用するというのは、ダメージに繋がったり手触りが悪くなる可能性があるので避けた方がいいでしょう。

市販カラーでは今の髪の状態に合わせた栄養分が入れられない

美容室でヘアカラーする前にこんなこと言われたことないですか?

美容師
美容師

カラー塗っていく前に、毛先のダメージ部分にトリートメント成分をしっかり入れていきますね~!!

料金にもよる可能性はありますが、美容室でのカラー前にはこのような感じで自分の今の髪の状態に合わせて、栄養分を入れヘアカラーをすることがあると思います。

これは、ダメージしている部分に髪と同じような成分を入れています。髪に必要な栄養分を入れた状態でヘアカラーをするので、今から行うヘアカラーによってのダメージが軽減できるのは、一目瞭然ですよね!

市販のトリートメントは、髪を滑らかにする・手触りがよくなるようなものは沢山あります。しかし、カラー前にするような今の髪の状態に合わせた栄養分を入れるトリートメントはありません。なので市販のヘアカラー剤でセルフカラーを行う場合は、どうしてもダメージがついてします。

美容院で、パーマ・カラーの前にトリートメントをする時があると思います。それは、お客様の髪の状態に合わせて、髪に栄養分を入れてパーマやカラーをするので、ダメージを最小限にとどめる事ができます。

市販品でカラー前にするトリートメントがない理由は、髪の状態を見極めるのが難しいからだと考えられます。

カラー前にするトリートメントは、やればいいわけではなく髪の内部がダメージしているのか、それとも髪の外側のキューティクルがダメージしているのかなど、どこがダメージしているのか・どんなダメージがあるのかで使い分けをする必要性があります。

もし、判断を間違えてトリートメントをした場合、明るくならない・色が思うように出ないなどが起こります。

だからこそ、プロの知識や技術が必要になるのです。

市販カラーのダメージの原因のまとめ

  • カラー前にする栄養分を入れるトリートメントが市販にはない
  • 1剤・2剤ともに髪に合わせたカラー剤の選択ができない
  • pHコントロールができない使用方法が難しい
  • カラー後の専用トリートメントができない事がある

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【市販カラー】セルフカラーでのダメージを最小限で染めるコツ

HATSUYO
HATSUYO

今度は市販のヘアカラーで明るくしたい時・暗くしたい時にダメージを最小限で押さえる方法をお伝えします。

基本的にヘアカラーで髪を明るくするときは、必ずダメージはついてきます。どんなにしっかりトリートメントをしても、自分の髪の色素を分解する事で明るくなるので、ダメージが発生してしまいます。

しかし、最小限にとどめることはできます。それは、カラー後のケアです。カラー後のケアトリートメントが付いているカラー剤(pHコントロールトリートメント)を、カラー直後にしっかりと使用しましょう。

次に気を付けることは、ヘアカラーの時間の置き方です。塗布した後は20~30分放置します。時間はしっかりと置いた方が、色持ちやツヤがきれいに出てくれます

気を付けることは、40分以上は置かないという事です。40分以上置いても染まりがよくなる事はありません。ただただダメージしてしまいます。そして、キレイに発色していた色も、濁りが出てしまいます。塗布終了から20~30分放置を目安にしっかりと時間を測っておきましょう。

ペンタ
ペンタ

髪の色は丁度いいけど、根元が伸びてるときはどうするの?

HATSUYO
HATSUYO

今の髪色を変えなくていい場合は、根元のみのカラーがおすすめだよ!

2回に1回は根元だけのカラーがおすすめだよ。

根元のカラーする時は、塗るのがちょっと難しいです。根元のカラーする時は、クリーム系のヘアカラー剤がおすすめです。泡カラーなどもありますが、クリーム系の方が根元だけの塗布がしやすいです。

HATSUYO
HATSUYO

私は、基本的に美容室でヘアカラーをするんだけど、それでも美容室になかなか行けない時は、トリートメントカラーでほんのり色を入れることがあるんだよね。

ペンタ
ペンタ

トリートメントカラーなら自分でやるんだね。

HATSUYO
HATSUYO

うん、自分でやる。でもトリートメントカラーだから色入れるだけのものだよ。

1~2週間で色落ちしてくれるトリートメントカラーを使用してる

なぜ色落ちするものを選ぶのかというと、色が残っていると美容室で色を入れる時に邪魔になり、自分のやりたい色ができなくなる可能性があるからです。

トリートメントカラーのメリットは、ダメージがゼロという部分です。

例えば、根元のカラーを自分でやって数日後にトリートメントカラーをすると、毛先のダメージが無い状態で全体カラーをすることができます。

トリートメントカラーと根元のカラーを同時にやると、色が変色してしまいます。

トリートメントカラーは弱酸性で作られています。しかし、根元のカラーは1剤・2剤混ぜて塗るタイプでアルカリ性なのでカラー剤の作りが全く違います。

アルカリ性で作られているカラー剤に酸性のものが混ざると、色が変色してしまうからです。

なので、仕上がりがきれいにならなかったり思った色にならないという事があります。

薬機法でもNGな内容になるので別の日にやるのをおすすめします。

HATSUYO
HATSUYO

美容室でカラーやパーマをした時に、「2日くらいは髪を洗わないでね!!」とか言われたことありませんか?それについての説明をしますね。

美容室でパーマ・カラーを行った時、「2日くらいはシャンプーを控えてくださいね。といわれる事があると思います。

これはカラーやパーマを行った後、髪はアルカリに傾いたり薬剤によっては酸性に傾いているの状態なんです。

髪は通常弱酸性の位置にあります。それがパーマやカラー剤の薬剤によってアルカリ・酸性に傾かせています。

アルカリ・酸性に傾いている状態が長く続くと、髪のダメージは進んでいって今します。もちろん、美容室でパーマやカラーを行った後は、髪の状態を正常な状態に戻してくれるトリートメントを使用して、髪のケアを行います。

しかし、それだけだと不十分なんです。トリートメントで髪を弱酸性に戻し、さらに弱酸性の状態を定着させるためには、ある程度の時間がどうしても必要となるのです。

その時間が「2日間はシャンプーを控えてくださいね。」の言葉の理由なんです。

だから、1日に何度もカラーしたりすると髪に負担がかかったりします。

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市販のヘアカラーでもダメージをおさえる事はできる!!

ヘアカラーってプロの美容師さんの中でも、奥深い技術になります。

だから、安易に市販のカラーをやるとダメージが進んでしまい髪がボロボロになる可能性があります。

美容師さんのようにプロのような知識や技術を身につける必要性はありません。しかしヘアカラーをするうえで、必要最低限の知識をしっかりと身につけてやる必要性はあります。

少しでもダメージが少ない状態で、キレイにヘアカラーを楽しめるといいですね!

参考になる部分があれば、是非試してみてくださいね!!