こんにちは、美容師・つまみ細工で創作活動をしております、土山初代と申します。
皆さんは、本業のほかに趣味や副業などで何かされていることはありますか?
私は普段、週に4日間は美容師をしています。そして、週に3日間は創作活動をしています。
初めの頃は、創作活動をするなんて想像もしていなかったし、自分の作品を2023年7月に大阪でグループ展として展示するようになるとは思ってもいませんでした。
作品というよりは商品を作っていたので、どちらかというとマルシェへの出店やハンドメイドショップなどで委託販売を考えていました。
実際にマルシェに出店したこともあったし、ハンドメイドショップに委託販売をしたこともあります。
創作活動をするというよりは、副業感覚で商品を作ってネット販売でちょっとした収入になればいいなと思い、ヘアアクセサリーなどを作っていました。
そんな私は、憧れのアートの世界で創作活動をするようになるなんて、自分でもびっくりです。でも試行錯誤していろいろ試した甲斐があり、今では毎日創作活動に明け暮れています。
今回は、創作活動をするようになったきっかけから、2023年7月の大阪でのグループ展を開催が決まるまでのお話をご紹介させていただきます。
創作活動をするなんて考えてもみなかった初めの頃
創作活動の前は”自分の商品が欲しい!!”という強い思いから始まった
「何か自分の商品が欲しい!!」
というのが一番初めの発想です。それまでは、名前を出さずにはてなブログでアフィリエイトをしていました。美容ブログです。
好きなことをやりながらちょっとしたお小遣いになればいいと考えていました。
美容師は好きだし、スキンケアなどの美容も好きなので、髪のお手入れ方法や自分のお肌のお手入れをしながらご紹介できればと考えていました。
だけど、誰かの商品を自分で使ってブログで紹介するって、なんかしっくり来ていなかったんですよね。なんでかなっと考えた時に、それが自分の商品じゃないからというところにたどりつきました。
そこで初めて、「自分の商品が欲しい」という考えにたどり着きました。
以前から漠然とはありましたが、会社員をしていたのもあり大々的にできないというのがあったので、現実的だと思えませんでした。
だけど会社員を辞めて、個人事業主として働き始めたらある意味自由なので、美容師以外で何かできないかを真剣に考えるようになりました。
美容師をやっていたこともあり、
「どうせなら美容師と紐づけできるので、ヘアアクセサリーを作ってみよう!!」
と思うようになり、ハンドメイドでヘアアクセサリーを作るようになりました
ヘアアクセサリーの委託販売がきっかけでつまみ細工に出会った
初めはヘアアクセサリーを作るといっても、作り方なんてわからないしどんなものを作りたいかもわからないところから始まりました。
なので、ただひたすら全部をやりました。リボンのヘアアクセサリー、パールのヘアアクセサリー、レジンのヘアアクセサリーなど、思いつくものを一通りやってみました。
“作る”という視点で言うと、とても楽しかったです。しかし、自分の商品としてはなんとなくしっくりしていませんでした。
だけど、あらゆる方法でヘアアクセサリーを沢山作りまくったので、捨てるのももったいないと思うようになり、思い切って委託販売をすることになりました。
委託販売の初日にお店のオーナーに挨拶をしていた時に、
「成人式・卒業式用の髪飾りを作りませんか?」
というお誘いを受けました。私は、いつかプリザーブドフラワーやドライフラワーを使ってヘッドドレスを作りたい、という想いが漠然とあったので子のお誘いはチャンスだと思い引き受けました。
プリザーブドフラワーやドライフラワーで作った髪飾りって、とてもきれいだし華やかなので個人的にとても好きでした。
どんな髪飾りを作るかを考えた時に、プリザーブドフラワーやドライフラワーのヘアパーツを作るだけだと、なんだかつまらないなと思うようになりました。
そこで、委託販売先のオーナーに
「どんな髪飾りならいいですか?」
と尋ねたところ
「つまみ細工で作った髪飾りもいいですよ!!」
とおっしゃいました。
なので、どこにもないような髪飾りを作りたいと思うようになり、つまみ細工×プリザーブドフラワー・つまみ細工×ドライフラワーという感じで組み合わせて作ることにしました。
練習で初めて、100均の材料でひと先ず和っぽい感じの髪飾りを作ってみた時の記事があります。とても人気のある記事なのでよかったらのぞいてみてくださいね。
アートのコンペや美術館のフリーペーパー掲載のお誘いがきっかけ
初めは委託販売で、成人式・卒業式の和装用髪飾りを作っていました。
しかし委託販売ってネットよりも売れるのでいいのですが、費用対効果があまりよくないので半年くらいでやめることにしました。
ネット販売だけに絞って力を入れていこうと考えるようになりました。ネット販売は、無料でやれるものも多いので、手軽にやれるのがメリットです。
ネット販売に絞って、Instagramの投稿や自分のECサイトをきちんと作りこんでいこうと考えました。
そうこうしているうちに、Instagramの投稿が増えてきてつまみ細工の簡単な作り方も発信するようになりました。
そうしたら、以前ヘアアクセサリーをInstagramで発信していた時よりも和装用の髪飾りのほうが反応が良く、フォロワーも少しずつ伸びてきました。
和装用の髪飾りをInstagramで発信し始めて少しした時に、美術館などにおいてあるフリーペーパーに作品を載せませんか?というお誘いを受けました。
その時は、美術館???と思っていたのもあり、まさか自分の商品が芸術方面に進んでいくとは思いもよりませんでした。
美術館という事は芸術・アートなどのイメージがあり、
「えっ??普通のかみかざりなんですけど???」
と思っていました。
このころは、自分がまだ表に沢山出ていくようなイメージが、全くできてない頃でした。創作活動をするようになるとも思っていませんでした。
だから全く結びつかなかったので、お断りしました。
それからさらに数か月がたち、また違った方面からのお誘いがありました。
それは、アート系のコンペでした。規定などの細かいルールなどもご説明頂きました。このアートのコンペのお誘いを受けて初めて
「私ってアートとか芸術系の人って見られているの??」
と思うようになりました。
この2つのお誘いが無かったら、今も髪飾りだけを作っていたと思います。
創作活動っぽい初めての作品をアートコンペの内容で作ってみた
コンペや美術館のフリーペーパーにのせるお誘いがあって、芸術などのアートを意識するようになって少しずつ自分の心にも変化が応じてきました。
だけど、何か作るって言っても作ったこともないし、ましてや考えたこともなかったので、そもそも作れるのか??と思いました。
そこで自分がコンペに出すような作品を作れるかをやってみることにしました。別に誰に見せるわけでもないなら、自由に作ってもいいのではないかと考えたのです。
コンペにはいろんな規定があったので、その規定に沿って作品を作ることにしました。そのころの自分ができる精一杯のことは、つまみ細工でお花を作るという事でした。
髪飾りはプリザーブドフラワーやドライフラワーを使いますが、コンペで手作りではないものを使用するのもどうかと思い、つまみ細工のみで花を作ろうと思いました。
その作品がこちらです。こちらの作品は、コンペには出していません。
何が一番大変だったかというと、カスミソウです。カスミソウの花を作るだけで1か月もかかりました。この作品を見る限り、とても1か月以上もかかったとは思えませんよね。
私自身、この作品を見てくださった方から感動していただけるなんて想像もしていなかったし、どちらかというと「だいじょうぶかな???」という不安でいっぱいでした。
しかし、こちらをお持ちのお客様から、私の想像以上の反応が得られました。
思った以上の反応をいただくことができ、そこで初めて作品を作ることにしました。
創作活動をしてグループ展の為に行動が大きな転機となった
花束を作って数か月がたったころに、自分の知人と
「いつか自分の作品を展示したい!」
と午前中に話していました。
そしたらなんとその日の午後に別の知人から「展示を一緒にしよう!!」というお声をかけて頂くことになったんです。
「えっ!!」
と思った私は、二つ返事でグループ展をすることに賛成しました。
本当に偶然って重なるもんなんだなーと感心した一日でした。
2023年の春を目標にすすめていこうという話になり、展示会場を探したりみんなで集まってどんな展示にするかを話し合っていました。
しかし、みんなのスケジュールやいろんなタイミングをが合わず、この時に計画した展示会は中止になりました。
しかし、この初めの展示会のために会場探しをしたのがきっかけで、新たな仲間に出会うことができました。
実は私は心の中だけで、
「東京の展示会が終わったら、次は大阪で展示をしたい」
と考えていました。初めの展示会場を探しているときに、
「大阪の画家さんの個展があるのでよかったら見に来てください。実際に展示するときのイメージも付きやすいと思いますよ」
と言っていただいたので、
「実は東京の展示の後は大阪で展示したいと考えているので、その方の展示の作品を見て作品がいいなと思ってその方も素敵だなと思えたら、大阪での展示を一緒にできないかお誘いしてみます」
というやり取りをさせて頂きました。
そして数日がたち、大阪の画家さんの個展を見に行きました。お花の絵がとても素敵で、お話した感じもとても感じのいい方だったので、思い切って自分の想いを伝えてみました。
そこからの流れがとてもスムーズでした。
お声がけをした1か月後くらいに、もう一人の大阪の画家さんの個展があることを知り、作品を見に行きました。
そしたら、その方も今後の活動のことをとても真剣に考えていたので、大阪で展示を一緒にしませんか?とお誘いしたらなんとここでも承諾していただきました。
まさかまさかの展開で、自分でもびっくりしています。東京の展示がスムーズい進まなかったので、「やっぱりグループで何かするのは難しいのかな??」と不安もあったからです。
だけど、東京での展示会に向けての行動が功を奏して、2人もの方と出会うことができました。
2023年7月に大阪でグループ展を開催に繋がった!
2人の大阪出身の画家さんが、一緒に展示をしてくれることを承諾してくださったので、2023年7月の大阪での展示が開催されることに繋がりました。
Daiki君とHIMIちゃんです。
人と人との出会いって本当に素敵ですね♪♪
「大阪で展示したい!!」
心の中でそう強く願っていたことが、ちょっとしたきっかけで人との出会いがあり、それが自分のやりたかったことに繋がっていくのだから、本当に素晴らしいです。
ちょっとした偶然の重なり合い、勇気をもって声をかけたこと、本当に良かったなと思います。