こんにちは、美容師・つまみ細工で創作活動をしております、土山初代と申します。
私は女性に多いといわれるバセドウ病です。1000人に2~6名の割合で発症するそうです。男性の割合と女性の割合では、1:3~5くらいの割合で女性が多いといわれています。
私がバセドウ病になったきっかけは、環境の変化・遺伝・性格の3つがバセドウ病になった原因と思っています。
私の祖母がバセドウ病で、体質的になりやすかったというのがベースとしてあると思っています。
そして、転職をすることによって働き方が変わり環境の変化がきっかけで、発症したと自己分析しました。
もちろん環境が変わったのも大きな要因と思っていますが、自分の性格にもバセドウ病が進行してしまう後押しをしてしまったと考えています。
私は現在バセドウ病の薬を飲まなくてよくなりました。このブログを書いている時点で、薬を飲まなくなって約半年がたちます。
今でも油断すると疲れやすさが出てしまいます。だから、薬を飲まなくなった今でもめちゃくちゃ気を付けています。
だけど自分の中で ”どうすれば症状を落ち着かせる事ができるのか” というのがわかってきたので、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです
私の現在やっていることは、薬を飲んでいる方や数値がまだまだ安定していない方がやると、無理をしてしまう事になるのであまり参考にはならないかもしれません。
しかし、薬を飲まなくてもいい所までもっていく事ができたけど、疲れやすい・数値が安定しているのに症状は出てしまう、という方には参考になるかと思います。
今回のこのブログでは、バセドウ病とはどんな症状のある病気なのかという所から、バセドウ病の薬を飲まなくてもよくなる所までに行きつくまでの私自身の事を書いています。
周囲にバセドウ病の方がいらっしゃるという方が、バセドウ病の方にどう接したらいいかのヒントにしていただけたらと考えています。
そして、現在バセドウ病で悩まれている方にとって、「少しずつでもバセドウ病を緩和させる事ができるんだ」という心の支えになったり、バセドウ病の改善のヒントになればと思い書いています。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病の症状
バセドウ病の初期症状は、更年期障害に似ています。実際に私は、40代に入るか入らないかの頃に自分がバセドウ病ということがわかりました。
バセドウ病の初期症状
・疲れやすい・発汗・暑がり・甲状腺の腫れ・イライラ・手の震え・手のしびれ・動悸・不整脈
どうですか?更年期障害に似ていませんか?だから初めは若年性更年期障害かと、勝手に判断していました。
「私も40歳になったからとうとう疲れとか取れにくくなってきた。」
くらいにしか思っていませんでした。
だけど、時がたつうちに「やっぱりなんかおかしい気がする」と思うようになりました。1~2分くらい外を歩いただけでタオルが汗でいっぱいになるくらい、汗の量が半端ない感じでした。
疲れに関しても、たいして動いていないのに体が鉛のように重くなるような日々が続きました。
流石におかしいと思い病院に行ったらバセドウ病と診断されました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病になった原因
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病の原因①遺伝
女性に多いといわれるバセドウ病ですが、私は祖母がバセドウ病でした。私は、祖母と体質が似っていてバセドウ病もそうですし、金属アレルギーや肌の弱さが祖母ゆずりです。
私が子供の頃から、体質的な部分が祖母に似ていました。しかし祖母がバセドウ病ということを知ったのは、自分がバセドウ病ということがわかってからでした。
両親に病気のことを話した時に初めて両親から祖母がバセドウ病ということを聞きました。
なんだかよくわかりませんが、祖母がバセドウ病ということを知ってから何となく心が楽になりました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病の原因②環境の変化
私がバセドウ病になってから、バセドウ病の事がかかれている本を読んだり、SNSで同じ病気の方のお話を伺ったりしました。
その時に分かった事があります。それは、”環境の変化がきっかけで病気を発症する” ということが非常に多いことです。
よく聞くのが、出産後に環境ががらりと変わり子育て・仕事・家事をこなしていくうちに、身体の調子が悪くなりバセドウ病になったという女性が非常に多いということです。
わたしの場合は、美容師16・7年 → 美容メーカー5年 → 美容師 という経歴ですが、美容メーカーにいる時にバセドウ病になりました。
美容メーカーに勤めて3年半くらいたった時に、身体の異変に限界が気初めて病院に行く事にしました。
よくよく考えたら、バセドウ病と診断される1年くらい前から疲れやすかったり発汗がすさまじかったり、という症状がありました。
でも当時は、疲れやすい・発汗くらいの症状しかなかったので、若年性更年期かと自己判断していました。
しかし、そこから転勤になり地元を離れ東京に住み始めてから半年がたっ達頃から、手の震え・手のしびれなども出てきて、動悸・不整脈が進行していることに気が付きました。
東京に引っ越してきて、環境の変化がさらに大きくなったことと、東京に引っ越してからすぐに会社の仕事内容が出張ベースになってしまい、そこからバセドウ病が急激に進行してしまいました。
環境の変化に加えて、慣れない場所での慣れない仕事内容というのが、ストレスになったのではと思います。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病の原因③性格
バセドウ病になりやすい性格というのもある気がしています。性格的な部分も祖母に似ています。
“夢中になれるものが見つかると飲まず食わず寝らず” で夢中になりすぎてやりすぎてしまう所です。
体は疲れているはずなのに、夢中になると止められない性格の部分があってやりすぎてしまいます。
寝なくても大丈夫なショートスリーパーならいいのでしょうが、どちらかというとロングスリーパーなので、そんな人が寝らずにやっていたら体調も崩しますよね。
「もっとやらなきゃ、もっとやらなきゃ」
という感じで自分で自分を追い込んでしまいます。
そんな性格だとわかっているので、今はちょっとでも疲れたら寝ることを優先しています。
よくよく考えたら、疲れたらしっかりと休んで疲れが取れてからまた頑張る、ということをした方がやりたい事へのパフォーマンスは絶対にいいに決まってますよね!!
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病の方と会う
自分がバセドウ病ということがわかって、いろいろと調べていくうちにバセドウ病の方がブログを書いていたり、YouTubeで病気のことをアップされている方の情報を目にする機会が多くなりました。
そんな方々の情報を見ていくうちに、
「直接お話がしたい!!」
と思うようになり、病気を克服した方や病気と何とか付き合いながら頑張っている方々と、お話をする機会に恵まれました。
直接会ってお話をした方もいます。
お医者さんとの話だけではなく、同じ病気の方とお花することによって、とても心が楽になりました。
自分の苦しい部分を分かってもらう事ができるし、話すことによって前向きになれるので皆さんとお話ができて、本当に勇気づけられました。
そして、バセドウ病を克服された方のお話も、かなり参考になりました。
バセドウ病を克服された方の多くは、環境を変えて自分に合ったお仕事や働き方にシフトされている方が多くいらっしゃいました。
どうやってバセドウ病を、少しでもいい方向にもっていけばいいのかというやり方を知る事ができました。バセドウ病を克服された方のお話は、私が生活環境を変えたきっかけになりました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病を治す決意
病気を治すためには、自分の中ではかなり大きな決意でした。恐らくどんな病気もそうなんだと思います。
ます不安だったのは、環境の変化です。環境を変化させる事で、克服された方のお話を多く聞いてはいました。
しかし、環境の変化が起きたことでバセドウ病を引き起こしてしまったのも事実です。
なので、例えば転職して環境を変えたところでさらにストレスがかかり、病気が進行してしまう可能性だってあります。
だけど行動をおこさないと何も変化がないので、恐らくバセドウ病が緩和していくこともありません。
だから職場を辞める決断は、怖いことでもありましたが働き方を病気に焦点を当ててどのように働くかを考え抜きました。
そして今のような自分の身体に一番負担が少なく、自分のやれること・好きな事をやる働き方と仕事にシフトしていきました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病を治す生活
バセドウ病を治すための生活を初めて約1年半は、大変なことも沢山ありました。しかし、幸いに今働いているお店では、バセドウ病に詳しい方がいらっしゃいました。
そのおかげで働き方もいろいろ試す事ができ、今の自分に合った働き方を見つける事ができました。
だけど、美容師に復帰したばかりの頃は1日立つということだけでも、不安で不安で仕方ありませんでした。
「こんなに疲れて明日は大丈夫なのかな?」
という感じでした。忙しいことはサロンにとっても自分にとっても本来ならいいことですが、当時は忙しいことが恐怖でした。
だけど美容師の仕事のいい部分は、”体そのものがクタクタになる” から夜とても寝つきがいいという部分です。
バセドウ病って甲状腺ホルモンが沢山出る病気だから、意識が興奮状態になってなかなか眠れないということが日常的に起こります。
美容師の仕事は立ちっぱなしで、体を動かすので体がきちんと疲れてくれて、夜眠れるようになりました。
よく眠れるようになったというのが、本当に大きな一歩になってくれました。
とはいえ病気が治っているわけではないので、やっぱり動悸・不整脈・頻脈は起こるし手のしびれやふるえも、すぐには止まりませんでした。
よくなったと実感できるようになるまでは、約1年半はかかりました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|漢方を飲み始めた
私がバセドウ病を治すための方法として、環境を変えた事プラスで漢方を飲み始めました。漢方を飲み始めたきっかけは、バセドウ病を克服された方のお話を聞いてからです。
バセドウ病を克服された方のお話の中で、漢方を飲み始めたという方が数名いらっしゃいました。
私が飲んだ漢方は、疲れやすさの緩和がメインのお薬でした。漢方を飲むまでは、夕方くらいになると忙しくない日でも疲れて体が重くなる日もありました。
だけど漢方を飲み始めて、忙しい日でも1日動くことができる状態までもっていく事ができました。
私の働き方は、2日働いたら休みを取っています。今もこのペースのままです。
初めの頃は1日目は何とか元気に頑張れるけど、2日目の朝から体が重くなっている感じでした。2日目の夜はクタクタというかんじで、休みの日の午前中はぐったりしているような日々でした。
しかし、休みの日に自分の身体に言い聞かせるように ”とにかくゆっくする” というのを徹底してやっていたら、そのうち2日目も体が重くならなくなってきました。
もちろんスムーズだったというわけではありません。
体調がいいと思ったら崩れたり、ゆっくり過ごしてできるだけ体力を使わず過ごして、体調がよくなってよかったなと思っていたらまた体調が崩れたりの繰り返しでした。
だけど、明らかに漢方を飲み始めてよくなってきているのがわかりました。
生活を自分の身体に合わせて整えて、漢方を飲み始めて約1年くらいしてバセドウ病の薬を飲まなくてよくなる所まで改善する事ができました。
漢方をのんでいなかったら、回復はまだ遅かったと思います。
今は薬を飲まなくなって約半年がたちました。
今でもやっぱり疲れやすいとかはあります。だけど、忙しい日が続いても何とか体調を悪化させずに頑張る事ができています。
やっとバセドウ病の薬を飲まなくていい所まで来たので、今後は漢方を飲む量を減らしていき最終的には、漢方に頼らない状態までになれたらいいなと思います。
ちなみに漢方は初めの頃は1日3回飲んでいましたが、今は仕事の日は1日2回飲んで休みの日は1日1回飲んでいます。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病で辛いこと
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バぶドウ病がわかった時
バセドウ病になって辛いと思ったことは、やっぱり「あなたはバセドウ病です」と言われた時です。
その事実を聞いてすぐに近くの図書館に行って、バセドウ病について調べまくりました。SNSやブログ・YouTubeでバセドウ病の方のお話などを探して見まくりました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|病気には勝てないと思った時
私はずっと自分のやりたいと思うことを仕事にして生きていました。バセドウ病になるまでは、かなりハードに動いても平気なタイプでした。
会社員になる前の美容師をやっていた時は、夜遅くまでやる事があっても休みがない日々が続いても、好きな事をやっているという感覚しかありませんでした。
やりたいと思うことをやっている限り、大変という感覚が全くないという感じでした。それが、バセドウ病になってからは、自分のやりたい事よりも、ゆっくりすることを一番に考える生活になりました。
もう二度と全力でやりたい事をやるという事ができないと思うと、やっぱり病気には勝てないと思い知らされました。
その代わり、自分を大切にしなければならないということがわかりました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|両親に伝えられなかった
両親に伝えられなかったことが、バセドウ病になってからの全ての辛かったことの中で一番つらかったことです。
私以上に辛い思いをさせそうで言いたくありませんでしたが、会社も辞めることになったので、けじめとして伝える事にしました。
案の定でしたが、母親とは泣きながら電話越しで話しました。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|バセドウ病と共に生きる
バセドウ病は、基本的には完治しない病気です。だけど、数値を安定させることはできるし薬を飲まなくてもいい状態までもっていくことも可能です。
実際にそうやって再発しないように頑張っている方もいます。
私自身も、バセドウ病になって3年目でやっと薬を飲まなくても安定できる所まで来ました。
だけど、頑張って動いたらまた再発するのはわかりきっているので、どんなにやりたい事があったとしても、以前のように飲まず食わず寝らずで作業をしたりすることはないでしょう。
どんなにやりたい事があったとしても、きちんと休むようにしています。
美容師をやっている日はゆっくりはできませんが、それ以外の日は7~8時間は寝るようにしていますし、体調のいい時はウォーキングして体を動かすようにしています。
以前よりも疲れにくいように食事も気を付けています。
女性に多いバセドウ病との付き合い方ブログ|これからの生活
バセドウ病になってから、圧倒的に体力がなくなりました。バセドウ病になる前は、ジムに通っていて体力も同年代の方よりもある方でした。
とりあえずは、漢方を飲まないで美容師として2日間動けるようにすることです。調子よくいけば、今年中に可能かと思っています。
来年には、もう少し運動量を増やしたいと考えています。
ベースの体力をしっかりとつけて、バセドウ病の事を気にせずに動けるまでになったら最高ですね。